入院日が決まる前に歯の掃除の予約を入れたので、その日に「今日から入院です」と告げると慌てて書類を準備してくれた。
申し訳ないことにした。事前に電話をしておくのが大人のマナーだった。
この日は、掃除の前に磨き残しをチェックする薬を塗った。
私は、上の歯の歯茎との境目に磨き残しが多いようだ。
なんとなく、歯を磨いていたので意識するいいきっかけになった。

入院の準備はそれほど大変ではない。最悪、病院の売店で買えばいいと思っているから。入院期間は1ヶ月の予定。
入院中でも、手術の前後でなければ仕事ができるかと思ったので、そこそこハイスペックなノートパソコンを購入して、必要なソフトを入れて、データをコピーした。
病院内はwifiが飛んでいないので、ポケットwifi（【Wifiレンタルどっとこむ】）をレンタルした。自動延長なので入院が予定よりも伸びても安心なシステムだ。

直腸癌のステージⅡと判明して、5年後の生存率は約85％なので、今すぐ急変するとは思えないけど、あと何回運動会を見れるのかと思うと感慨深い。

CTCの翌日、入院前の最終的な診察があった。
画像で判断すると直腸癌ステージⅡ。

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予約の時間より少し早く着いたので、後から行う予定だった肺機能の検査を行った。
総肺気量と肺の瞬発力のようなものを測った。

時間になったのでCTCの検査室へ行く。
前室で着替えて、腸の動きを抑える注射をする。
台に寝転んだら、周りを技師やら看護師やら4～5人ぐらいに取り囲まれて圧倒される。

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